伝説の聖地エビスサーキット激変!熊久保信重が明かす最新攻略
エビス サーキットは、世界中のモータースポーツファンから「ドリフトの聖地」として絶大な崇敬を集める存在だ。福島県二本松市の山間に位置するこの広大な複合モータースポーツ施設は、激しい白煙と甲高いスキール音が日常と化す独特の熱気に包まれている。マシンが極限の角度でコーナーへ飛び込むダイナミックな光景は、一度目にすれば決して忘れられない強い衝撃を焼き付ける。
かつて映画『ワイルド・スピード X3 TOKYO DRIFT』でその名が世界へ広がって以来、グローバルな影響力は年々増すばかりだ。YouTubeで拡散される過激な走行動画や、Netflixのモータースポーツ番組を通じた露出により、国内外のファンが想いを寄せるエビス サーキットには今や連日のように海外からのチャーター客が押し寄せる。2026年、新たな進化を遂げつつある現地を徹底取材した。
2026年最新コース改修:進化を遂げた「南コース」の全貌と攻略法

エビスを語る上で絶対に外せない伝説のエリア、それが「南コース」だ。かつてD1グランプリの激闘の舞台となり、数々の名勝負を生み出したこのコースは、2026年に向けて大規模な舗装改修と安全エスケープゾーンの再設計が行われた。過酷な震災からの完全復活を経て、グリップ力の均一化と高速域での追従性を極限まで高めた新スペックの路面へと生まれ変わっている。
名物の「ジャンプアプローチ」から第1コーナーへの進入ラインは、より正確な車体コントロールが要求されるセッティングへと微調整された。攻略の鍵は、踏み切り直前の慣性姿勢と、着地直後にいかに素早くリヤタイヤの荷重を抜かずにスロットルを開けられるかにある。わずかなステアリング操作の遅れがラインオフに直結する緊張感は、かつてない高みに達している。
伝説の創始者・熊久保信重氏が語る「ドリフト走行」への情熱
「横に向けて滑らせるだけがドリフトじゃない。マシンと人間が対話し、ギリギリの限界点を楽しむ文化なんだ」――そう語るのは、施設を創設し、自身もD1グランプリのチャンピオンとして名を馳せた熊久保信重氏だ。彼の情熱こそが、何もない山林を世界一の聖地へと変貌させた原動力である。
熊久保氏は、単なるレース場ではなく、ドライバーが技術を磨き、仲間と高め合える「育成の場」としての環境作りに愚直に向き合ってきた。刻々と変化する路面コンディションと複雑な起伏は、すべてドライバーの感性を試すために意図的に組み込まれたものだ。この妥協なき設計思想こそが、世界最高峰のレベルを維持し続ける理由に他ならない。
D1グランプリの激闘と舞台裏:審判席からは見えないドラマ

日本最高峰のドリフト競技であるD1グランプリにおいて、エビスの各コースは数々の伝説的バトルを演出してきた。特に追走(ツインバトル)における前走車との距離感は数センチ単位。壁ギリギリを掠める「ウォールスライド」の迫力は、観客の息を飲ませる。
ピット裏では、僅か数十秒の合間を縫ってセッティングを変更するエンジニアたちの熾烈な戦いが繰り広げられる。タイヤの空気圧ひとつでマシンの挙動が豹変する過酷な環境下で、チーム一丸となって勝利を掴み取るドラマ。審判席の採点マシンには映らない人間模様が、この場所には溢れている。
映画とネット動画が着火した世界規模の「聖地巡礼」ブーム
2000年代半ばに公開された映画『ワイルド・スピード X3 TOKYO DRIFT』は、日本のドリフトカルチャーを世界中の若者に強烈にアピールした。その余波は留まることを知らず、現代ではYouTubeにおける車系クリエイターの動画や、Netflixのドキュメンタリーを通じて世界へ拡散し続けている。
北米、欧州、オーストラリア、そしてアジア各国から、自らの手でハンドルを握るために来日するファンが後を絶たない。言葉の壁を越え、「エビスを走る」という共通の夢を持つ人々が集う場所。現地では、異なる国籍のドライバー同士が身振り手振りで攻略法を教え合う光景が日常となっている。
株式会社エビスサーキットが描く次世代モータースポーツの未来
地域社会との共生を重視しながら事業を展開する株式会社エビスサーキット。福島県二本松市の自然豊かなロケーションを生かしつつ、サステイナブルなモータースポーツのあり方を模索している。EV(電気自動車)車両に対応した急速充電設備や、騒音対策に配慮したコース運用の導入など、時代を見据えた取り組みが進行中だ。
隣接するサファリパークとの連携や、ファミリー層でも楽しめる観光拠点としての機能強化も推し進めている。単なる競技場にとどまらず、地域経済を牽引する複合エンターテインメント施設としての進化は、今後のモータースポーツ業界における新しいモデルケースとなるだろう。
初心者からプロまでを惹きつける唯一無二の魅力
上級者向けのハイレベルなコースだけでなく、広大なドリフト練習場やグリップ走行を楽しめるミニコースまで、多彩なレイアウトを揃えている点も強みだ。自分のスキルに合わせてステップアップできる環境が、ビギナーからプロフェッショナルまでを惹きつけてやまない。
タイヤの焦げた匂いと熱気が支配するこの大地には、挑む者だけが味わえる本物のドラマがある。2026年、さらなる進化を遂げたサーキットで、あなた自身の限界に挑む旅に出てみてはいかがだろうか。 (出典: エビス サーキット(Yahoo!ニュース))