厳島神社だけじゃない!廿日市市の穴場観光ルートと限定グルメ取材
廿日市 市は、穏やかな瀬戸内海と西中国山地の豊かな森をあわせ持つ、広島県を代表する歴史と自然の街だ。世界的な観光地として知られる一方で、一歩路地に入れば静謐な日常と知られざるストーリーが息づいている。単なる通過点ではない「深く巡る旅」の目的地として、全国の旅人から熱い眼差しが注がれている。
多くの旅人が真っ先に思い浮かべるのは海に浮かぶ大鳥居の景観かもしれないが、実際のところ廿日市 市が秘める旅の魅力はそれだけにとどまらない。地元で長く愛されてきた隠れ家的な食文化や、海を離れた山間部に眠る静かな絶景など、既存のガイドブックには載りきらない新しいスポットが次々と話題を集めているのだ。
厳島神社だけではない!廿日市市が誇る知られざる穴場スポットと観光ルート

宮島に上陸した観光客の多くは、参道を通り神社を参拝してそのまま戻ってしまう。しかし、少し足を伸ばすだけで驚くような静寂と美しさに出会える。たとえば、宮島裏手に広がる包ヶ浦や、弥山の裏参道ルートだ。巨岩と原生林に囲まれた古道を歩けば、平安の昔から変わらない自然の息吹を肌で感じることができる。
さらに、対岸の本州側にも注目したい。極楽寺山の山頂付近に広がる展望台からは、瀬戸内海に浮かぶ島々が一望できる。観光客の喧騒を離れ、波の音と風のささやきに耳を傾ける時間は格別だ。この隠れた展望ルートを旅の計画に組み込むだけで、滞在の満足度は跳ね上がる。
地元の食通が通う限定グルメ!宮島口から中山間地域までの最新食事情

この地域を語る上で外せないのが、地元の食文化である。宮島口周辺には、名物のあなごめしや牡蠣だけでなく、地元産の新鮮な柑橘類を使ったスイーツやクラフトビールを提供する新店舗が続々とオープンしている。朝獲れの魚介をその場で味わえる港町の食堂は、早朝から地元の常連客で賑わう。
山側の吉和エリアへ向かえば、清流で育まれたあまごやわさび、旬の山菜をふんだんに使った贅沢な郷土料理が待っている。沿岸部の海鮮と山間部の山の幸。このふたつの味覚が車でわずか数十分の距離で共存している点こそ、この土地ならではの圧倒的な強みだ。
世界文化遺産・厳島神社と平清盛の深い絆を歴史ドキュメンタリー視点で紐解く

1996年に世界文化遺産へ登録された宮島の厳島神社。海上に燦然と輝く朱塗りの社殿は、平安時代末期の武将・平清盛の造営によるものだ。清盛は単なる信仰心にとどまらず、瀬戸内海の海上貿易を掌握するための重要拠点としてこの地を熱心に庇護した。
現地を歩くと、潮の満ち引きを計算し尽くした建築技術の高さに改めて驚かされる。満潮時には海の上に浮かぶ優美な竜宮城のような姿を見せ、干潮時には大鳥居の足元まで歩いて近づくことができる。自然現象を計算に入れたダイナミックな造形美は、当時の平家の勢威と美意識の高さを今に伝えている。
NHK大河ドラマ『平清盛』の再ブームとNHKオンデマンドで高まる歴史探訪熱
近年、2012年に放送されたNHK大河ドラマ『平清盛』を配信サービスで再視聴するファンが急増している。NHKオンデマンドなどを通じてドラマの迫力ある映像や重厚な人間模様に再び触れた人々が、聖地巡礼として現地へ足繁く通う現象が起きているのだ。
テレビやネットの旅行・歴史ドキュメンタリー番組でも、清盛と厳島神社にまつわる伝承が頻繁に取り上げられている。作品の中で描かれた清盛の足跡を実際にたどり、社殿の回廊から海を眺める体験は、ドラマの感動をより一層深いものにしてくれる。
広島県・廿日市市役所が手掛ける持続可能な観光業の新戦略
観光客の急増に伴い、オーバーツーリズムへの対応も課題となっている。広島県の西部に位置する廿日市市役所では、地域環境の保全と観光客の満足度向上を両立させるため、持続可能な観光業に向けた新たな施策を本格化させている。
訪問税を活用した環境整備や、混雑状況のリアルタイム配信、宮島以外のエリアへの周遊ルート整備など、先進的な取り組みが全国的にも注目を集める。観光資源を守りながら地域経済を活性化させる新しいモデルが、この街から生まれつつある。
初めての旅行でも安心!廿日市市を使い倒す滞在型モデルコース
最後に、日帰りではもったいないこのエリアを満喫するための滞在型観光ルートを紹介する。初日は宮島に渡り、厳島神社と弥山ハイキングを心ゆくまで堪能。夜は対岸の温泉郷に泊まり、地元の絶品料理と酒に酔いしれる。
2日目はレンタカーを借りて山間部の吉和や佐伯エリアへドライブ。澄み切った空気の中でアクティビティを楽しみ、帰りに地元の道の駅で新鮮な農産物を手に入れる。海と山を1泊2日で横断するこのルートこそ、この土地の奥深い魅力を100%味わい尽くす最強のガイドだ。 (出典: 廿日市 市(Yahoo!ニュース))